山胤(やまたね)のこと

  •    無肥料・無農薬で
      さつま芋を育てています。

    自然栽培のさつま芋
  • 品種は甘くてねっとりとした食感の
        「べにはるか」

    べにはるか使用
  •    無添加で安全、美味しい

    心を込めてお届け

私たちが干し芋を作っている場所は京都府船井郡京丹波町の「八田地区」という丹波インターから10分ほどのところにある中山間地域です。大規模農業はやりにくい場所で、小さな田んぼが沢山ある様な地域です。地元の兼業農家さんが大切に守ってきた美しい里山風景が見渡せる小さな集落です。

山と山の隙間に、家と田んぼがあるような地形で、寒暖差が大きく、黒豆や栗の名産品が有名です。そんな農村で私が自然栽培で加工品を作りたい!と思った理由は、色々あるのですが。。。

まずは、高齢化によってお世話ができなくなっていく農地が目立つ様になってきたこと。それによって私の大好きな田舎の里山風景が壊れていくのを食い止めたかった、というのが一つ。

そして、自然栽培は「肥料」「農薬」を使わない農法であることから、土や水を汚さない、自然環境に負荷をかけない農法であり、自然回復の農法でもあります。自然栽培の農地を1枚でも増やして、地域の環境を守っていきたい。年々減っていく蛍を増やしたい。綺麗な水と土を残していきたい、という想いでサツマイモの6次化に着手しました。

私は5歳ごろまで田舎で育ち、その後京都市内や大阪で暮らし、随分体を酷使して働いてきました。体がボロボロになってから36歳で自然が恋しくなり、田舎に暮らす様になってから、自然に癒され、農業をやり始めてから、更に命が元気になりました。自然栽培のお米やお野菜を食べる様になってからもっともっと、元気になりました。私にとってこの自然は命を支えてくれた恩人です。だから、できる限り、自然に恩返しをしたいと思っています。

地域に増える耕作放棄地を引き受けるべく、2024年に48歳で認定農業者になりました。耕作放棄地を耕し、そこで作られた安全で美味しい作物を、できるだけシンプルな方法で加工品にしてお届けする。そのことによって、アレルギーの方や健康に不安を持っていらっしゃる方にも、安全で美味しく召し上がっていただけるものを提供する。人も回復し、自然も回復していく、そんな事業をやりたくて「山胤(やまたね)」をスタートさせました。干し芋は血糖値を上げにくいことで昨今、健康志向の方に注目を浴びています。GI値が50と低いのにも関わらず、「芋の香」はしっかりと満足いく甘みがあり、さつま芋の香りがお口いっぱいに広がる美味しさがあることが、この商品の自慢です!「自然栽培」で育てられた「素材の良い芋」だからこそ、出せる味わいをどうぞご賞味ください。

自然からの恵をありがたくいただきます。そして自然に恩返しをして20年後も30年後もずっとこの先も、美しい地球が守られますように。